卒業式のはかまに似合う髪型│夜会巻き・おだんごヘア

晴れの舞台の卒業式。 
成人式に振袖を着た方は、卒業式には憧れの袴スタイルで出席して見たいと思いませんか？
大正時代の女学生の最高のおしゃれといえば、袴に編み上げブーツの流行の先端を行くスタイルだったのではないでしょうか。
せっかく袴を着るのであれば、やはりヘアスタイルにも気を使いたいものですよね。
袴姿の定番といえば、長いストレートの黒髪を、サイドだけまとめ、後ろに大き目のリボンをつけた、大正モダンなスタイルが思い浮かびます。
これはもともと「はいからさんスタイル」と呼ばれた髪型ではなくて、漫画家の大和和紀さんの「はいからさんが行く」という漫画(南野陽子と阿部寛で映画化もされましたね)から広まった呼名のようです。
このはいからさん風の髪型自体は簡単で自分でもすぐに作れるのですが、髪色や髪質、長さなど、自身の髪でそこまでこだわってやろうと思えば、それは一転難しくなってきます。
やはり黒髪で綺麗なストレートのロングヘアが条件になってしまいますものね。

はいからさんスタイル以外の袴ににあうヘアスタイルは、髪が襟足にかからないスタイルのほうがすっきりとしていて良く映えます。
ロングヘアならば団子ヘアや夜会巻きでアップにまとめたりとヘアアレンジ方法はいろいろあります。
インターネットで検索してみると、画像付で髪型の作り方などを解説してくれるサイトもたくさんありますので、参考になると思います。

ボブヘアやショートヘアの場合はそのままでも充分袴スタイルに似合います。
しかし、せっかくの卒業式ですから、おしゃれをしたいのが乙女心。
袴の色に合わせたアクセサリーでワンポイントアクションをつけたり、ワックスで変化をもたせたり、エクステやウイッグを使うのも、いつもとは全く別の雰囲気になってよいかもしれません。

何はともあれ、卒業式当日は着付けの時間もあって忙しく、ヘアスタイルについてゆっくり相談できない場合が多いようです。
本番になって焦ってヘアスタイルを決めても、あとで悔やまないといけないことになるかもしれません。
ネットの髪型シュミュレーションサービスを利用する、早めに行き付けの美容院で担当さんに相談する、といった方法で、前もって自分に似合うヘアスタイルを探しておくのが失敗しないコツですよ。

卒業式のヘアースタイル

卒業式や謝恩会の服装の定番はやはり袴や振袖などの和服となるでしょうが、スーツやワンピース、中にはドレスやチャイナドレスなどと、さまざまな服装を着られる方がいらっしゃいます。
大学や短大、専門学校だけでなく、最近では高校生も卒業式に袴などで臨むことがあるようです。卒業式というとフォーマルなシーンになるのでヘアアレンジの基本としてはアップスタイルになると思います。

フォーマルドレスやチャイナドレスであっても、そつぎょうしきなどの場には、おろした髪よりアップスタイルのほうが似合います。
アップにする際のヘアアレンジなのですが、この場合はやはりプロの美容師さんに任せたほうが、手の込んだスタイルを作りやすいものです。
たった一度のイベントですから、思いっきりお洒落に決めたいものです。
ただ着物で出席する場合は着付けなどもあるので余裕を持ってスケジュールを組みたいですね。

普段からお世話になっている美容師さんでしたら事前に気軽に相談もしやすいでしょう。
袴で卒業式に出る方も増えていますが、一口に袴と言っても色々なデザインがあるので、ヘアアレンジは十分吟味して打ち合わせしておきましょうね。
また、洋装だから着付けが必要ないし、ヘアスタイルもメイクも自分でしちゃおうと考える場合ならなおさら、下調べは重要になります。

まとめ髪などが簡単にできる方法を載せた雑誌やサイトがたくさんありますから、時間のあるときにいろいろ調べてみて、何度か練習しておくくらいのことはするべきですよ。
ヘアスタイルが華やかな衣装に負けてかすんでしまわないよう、しっかり準備して、自分に似合うスタイルを見つけ出しましょう！

和装のヘアスタイル│アップヘア

着物が伝統的な衣服のはずの日本人ですが、洋服が一般的になった現代には、着物を着る機会は限られてきています。
日本とはいえこれだけ洋服が普及した今、着物を着る機会を探す方が難しいですよね。
めったに着る機会にない着物だからこそ、限られた和装を着るシーンでのヘアアレンジは気合を入れて取組んでみたいものです。
和装の場合は昔から日本髪といわれる固く結い上げたヘアスタイルが一般的でしたが、今では舞妓さんや芸者さんのヘアスタイルというイメージが定着しています。

古来からの日本髪とまではいかなくとも和装の場合はさりげなく襟足を見せるアップヘアスタイルのヘアアレンジがすっきりとまとまって見栄えもいいようです。
ショートやボブヘアといった長さが襟足に満たない場合は無理して髪を結い上げなくても大丈夫です。
ただ、せっかく着物を着たのに、ヘアスタイルは普段と一緒というのは、少し寂しくもあります。

その場合は、ブローの仕方をアレンジしたり、エクステンションやウイッグなどを用いてアップにしたりと一工夫加えると良いかもしれません。
また、襟足につく長さ以上のヘアスタイルの場合なら、結い上げるのも簡単です。
お団子や夜会巻き等、アレンジ方法もいろいろあります。アレンジの方法としては、お花やお茶といった習い事などの比較的日常的な和装の場合は、簡単にまとめてかんざし等でアレンジしたほうが、手間もかからず簡単できれいにまとまります。

反対に、お祝い事などで着物を着る場合には、ヘアスタイルにも少しボリュームを持たせて、コサージュなどの飾り物で華やかな雰囲気を出したほうが好まれます。
いずれにしても、和装に似合うヘアスタイルの基本は、襟足をすっきりと綺麗にまとめることがポイントです。
ヘアスタイルを自分で作る場合には、ワックス・ムース・ヘアピン等を上手に活用できるように、一度美容師さんなどにコツを聞いておくと良いかもしれませんね。

卒業式や謝恩会の髪型

卒業式や謝恩会に出席する時に少し大人っぽい髪型で行きたい方には、スーツにも着物にも似合う、しっとり大人なお姉さん風のまとめ髪アップヘアスタイルがおすすめです。　

このアップヘアスタイルはヘアクリップやバレッタなどのヘアアクセサリーを上手に使うことで一層上品で華やかさのある髪型にアレンジすることができます。
まず、後ろ髪をすくって2つに分け、分けた毛束を内側にねじりながらクロスさせてピンで固定し、更にバレッタを横方向にざっくりと差し込んで下さい。
そして、サイドに残った髪の毛もねじりながら後ろに持っていき、ところどころをヘアクリップで固定します。
最後に、後ろに残った髪の毛を片耳に持っていき、下辺りをヘアクリップを使って固定したら、卒業式に相応しい髪型の出来上がりです。
この髪型は、バレッタとヘアクリップを使ってお洒落にすっきりとまとめることが出来ますので、卒業式の袴スタイルに特にお勧めの髪型です。
卒業式に袴で出席されると言う方は、是非この髪型にして出席してみて下さい。

髪を固定する時は、可愛いヘアクリップやヘアピンを使うと、すっきりと可愛らしくまとめることが出来ますよ。

次に卒業式の謝恩会にどんな髪型で行こうかと悩まれている方は、ポニーテールをアレンジしてみられてはいかがですか？
アレンジの仕方によっては、フワフワの毛先が揺れる可愛らしい髪型にも、くるりと丸めたおしとやかなお団子にもなりますよ。

より可愛らしさを出す為には、高い位置でポニーテールを作り、毛束を3つに分けてそれぞれカーラーで巻いて下さい。
そして、カーラーをほどいて、毛束から小指ほどの太さの束をすくい、結び目のゴムにクルクルと巻いていきます。

そして、結び目の下辺りで巻いた毛束の毛先をピンで固定し、クリップを適当な位置に飾ったら、謝恩会に相応しいポニーテールのアレンジヘアの完成です。
また、そのまま毛束をくるりと丸めて、かんざし風のヘアクリップで飾っても可愛いですよ。
ヘアクリップのデザインによっては、洋風と和風どちらでも、服装に合った髪型に仕上げることが出来ますので、色々アレンジをしてみて下さい。
謝恩会は華やいだパーティーですから、キラキラとしたヘアアクセサリーを無造作に留めて、アクセントにしても良いかもしれませんね。

 

 

 

振袖と着物のヘアスタイル

成人式といえばやはり振袖を着る方が大半でしょう。振袖は、未婚の女性の正装です。成人式という、新しい人生の門出には、やはり正装がふさわしいでしょう。せっかく振袖を着るのでしたら、やはりそれに合ったヘアスタイルとなるように気を配るのが当然です。

また、成人式は「大人への門出の式」でもありますから、ヘアスタイルも大人っぽく決めたいという人が多いのではないでしょうか。振袖の場合は和装ですから、基本はアップスタイルです。ロングヘアの場合は、おだんごヘアや夜会巻きなど、まとめ髪を簡単に作ることが出来ます。アップにする際、高い位置でアップにすると、大人っぽく、小顔に見える効果があります。また、前髪を上げると、より大人っぽくなります。

セミロングの場合は、ふんわりとカールさせ、前髪を上げて、シックな髪飾りなどを用いると、落ち着いた雰囲気が出るようです。ショートヘアやボブカットの場合は、ていねいにくしを入れて、あまりボリュームを出さないスタイルの方が、大人びて見えますが、せっかくの晴れの舞台ですから、華やかなヘアスタイルを楽しみたいという気持ちもあります。
ウイッグやエクステンションを用いて、アップスタイルを作るのも良いかもしれません。

デパートなどに、和装用のウイッグも置いてありますので、一度試着してみるのも良いかもしれません。式当日は美容師さんは時間との戦いとなっている事が多いようです。当日は打ち合わせをする時間なんて無い場合がほとんどでしょうから、事前に十分に打ち合わせをしておいたほうが良いでしょう。振袖を選ぶのももちろん大事ですが、ヘアスタイルのことも頭に入れて、前もってきっちり準備しましょう。